台湾発の心温まる理髪店の物語『本日公休』予告編

台湾発の心温まる理髪店の物語『本日公休』予告編

<作品情報>
作品名:本日公休
作品情報ページ:

【解説】
台中にある昔ながらの理髪店。40年にわたり、店主のアールイ(ルー・シャオフェン)は店に立ち、常連客を相手にハサミの音を響かせている。女手ひとつで育て上げた3人の子どもたちは、すでにそれぞれの道を歩んでいて実家のお店にはなかなか顔を見せない。頼りになるのは、近くで自動車
修理店を営む、次女の別れた夫チュアン(フー・モンボー)だけ。そんなある日、離れた町から通ってくれていた常連客の“先生”が病の床に伏したことを知ったアールイは、店に「本日公休」の札を掲げ、古びた愛車でその町に向かうが…。

作家、MV監督としても活躍するなど多彩な才能をもつ台湾の俊英フー・ティエンユー監督の劇場長編3作目。監督自身の母親をモデルに書き上げたシナリオを基に、台中の実家で実際に営んでいる理髪店で撮影を敢行し、3年の月日をかけて完成させた。

主人公のアールイ役には、1999年以来、映画の出演から遠ざかっていた『客途秋恨』(アン・ホイ監督/90)の名優ルー・シャオフェンが24年ぶりに銀幕に主演復帰。本物の理髪師さながらのハサミ捌きと、ブランクを感じさせない演技で、台北電影奨主演女優賞、大阪アジアン映画祭 薬師真珠賞(俳優賞)を受賞。また、アールイに反発的な次女リンを演じたファン・ジーヨウが台湾金馬奨 助演女優賞を、次女の元夫で心優しいチュアンを演じたフー・モンボー(『返校 言葉が消えた日』19)が台北電影奨 助演男優賞を受賞した。『藍色夏恋』(02)のチェン・ボーリン、『僕と幽霊が家族になった件』(22)のリン・ボーホンが、特別出演しているのも見逃せない。

2024年9月20日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開

配給元:ザジフィルムズ
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